2021年11月10日

#ノベルバー 1・3・6・7日分

 Twitterの「ノベルバー」という企画に気まぐれに参加中です。企画の詳細こちら。→ https://twitter.com/Fictionarys?t=RoNAEpi5L_2flJpacEYszQ&s=09

 まあ気楽に、と140字で参加していたのですが、どうも納得行かなかったので、やりたい時にやりたい文字数やる方針に切り替えました。
 で、この記事にはひとまず過去分をまとめます。続きからどうぞ。

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その扉に鍵穴はない。決して開く事はない。封印の間、と呼ばれている。扉の表面に描かれた紋は確かに封印の紋だ。だが、内側からこの扉を開いた者がいる。本人の記憶は曖昧だ。しかし確かに、彼はこの扉から甦った。それは女神の加護か、はたまた―――
#ノベルバー 1日「鍵」−「絶界の魔王城」より

「ね、お兄ちゃん。今年も作って」「えー、何を?」料理上手の兄は、にやにやしながらとぼけてる。「カボチャのパイ」「ラウミィが材料買ってくれるなら作ってもいいよ」「そう思ってカボチャ用に銀貨取っといたの」「…どんなサイズ買う気?」
#ノベルバー 3日「かぼちゃ」−「絶界の魔王城」より

カリ、カリ、とナイフが皮を削る。庭に落ちた木の実で今年も作る、小さな人形。家族、領民、皆健やかであるよう、祈りを込めて作る。己一人の儀式だ。ふと彼女の手が止まる。来年はどうなるだろうか。不器用な顔をした人形が、窓際にまたひとつ並ぶ。
#ノベルバー 6日「どんぐり」−「絶界の魔王城」より

昨日あの岩は見えなかった。特徴的な形だ、見ていれば忘れまい。他の岩の露出を見る限り、どうやら海面が下っているようだ。「あぁ…、時間によっちゃあ水が減んだよ」「なるほど、面白い」新しい知識、新しい配下。ダウスラントの視察の成果は上々だ。
#ノベルバー 7日「引き潮」−「絶界の魔王城」より
posted by 神名リュウト(KaL) at 15:08| 突発SS・文章系タグ